人間の生活が温になるにつれて「温室効果ガス」が大気中に大量に放出され、地球全体の平均気温が上昇し、地球規模で「温暖化」の影響が深刻になりました。二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N20)、フロンなどが温室効果ガスと言われています。
1997年12月に開催された地球温暖化防止京都会議(COP3・「第3回気候変動枠組条約締約国会議」)において、日本は温室効果ガスの排出量を2008年〜2012年の目標期間に、1990年時点と比較して6%削減することで合意しました。(まだ批准はされていません。)
上記の目標を達成するためには、日本は原油換算で年間56百万klの省エネルギーを実施し、2010年時点で最終エネルギー消費を400百万klに抑制しなければなりません。
私たちが普段使うエネルギーの中で最も多く使われているのは、石炭、石油、天然ガス(LNG)など化石燃料と呼ばれているものです。この化石燃料の大量消費が、地球温暖化や大気汚染を引き起こした最大の原因と言われています。さらにこれらの資源埋蔵量には限りがあるため、エネルギーの安定供給の面からも代替エネルギーの必要性が迫られています。
省エネについては、各分野でいろいろな取組が行われています。「レジ袋をやめる」「アイドリングをやめる」「公共交通機関を利用する」などは、今多くの人が積極的に取り組んでいる省エネ活動ですが、ここでは電気設備に関する省エネについて提案します。
それは太陽光が無尽蔵で、クリーンで地球にやさしいエネルギー源だからです
太陽光発電は、発電時に二酸化炭素を出さず、騒音もなく、排気ガスも排出しません。とても環境にやさしいクリーンなエネルギーです。太陽光発電は屋根に太陽電池を取り付け、太陽の光で電気をつくります。 つくった電気は実際にご家庭で使用して、使いきれずに余った電気は電力会社が買い取ってくれます。
確かに設置費用はかかりますよ。でも誰に勧められたわけでもない。今の時代どうせ家を建てるのなら、良いものを建てようと決めていました。家を建てようと思い始めたころから、家庭用の太陽光発電システムには大変興味がありました。それは「贅沢に住む」というのではなくて、「これからを生きる息子たちにも範を示せるもの」・・・ちょっと大げさですけどね、そんな意識でした。
実際使ってみると、確かに光熱費は今までの暮らしでは考えられないくらい安くなりましね。またそれによって家族中で「節電」が大好きになったんですよ。「今月は電気代がこんなに安かった!」ということにものすごい関心がわくんです。この家に住んで3年になりますが、とても満足しています。
最初は投資する額と、これから浮いてくるはずの光熱費の関係でかなり悩みました。設備は確かに安くはないですからね。それにあまり事例もない。「今これだけ投資して、僕が生きている間に果たして元が取れるのかな?」ってね。でも結局やることに決めたんです。ところが工事が始まると、誰がどこで聞きつけたのか「木曽谷は日照時間が少ないから、太陽光発電は完全に負けだ」というようなことを言ってきてくれる人がいましてね。
だけど大丈夫ですよ。今の生活で必要な電気は、大方間に合っています。別に毎日どれだけ発電して、どれだけ使って・・・などとチェックしているわけじゃないけど、光熱費は、今までと比べたら、とにかくかかりませんよ。
電化製品にはほとんどリモコン、タイマー、時計機能などが付いています。これらは使用していないときでも持続して電力を消費しています。これを待機電力と言います。一つ一つはわずかな電力ですが、ちりも積もれば山!すべての機能を止めてしまうことは無理ですが、使用頻度の少ないものはコンセントを抜くようにすると、少し省エネになります。
蛍光ランプなのに電球と同じように使えます。蛍光ランプ12Wで電球60W相当の明るさがとれます。ランプの寿命も長いので結果的に大変お得です。お買い求めになるときは金口の形や大きさに注意してください。
LEDランプもいよいよ家庭用が登場しました。電球と置き換えるだけで電気代もCO2も簡単削減!5.3Wで40W相当の明るさがとれます。2万時間以上の長寿命で電球交換の手間いらず。点灯直後から100%の明るさです。